~ 菜種油 ~

菜種油は健康に良いとされる不飽和脂肪酸であるオレイン酸(オメガ9脂肪酸)、リノール酸(オメガ6脂肪酸)、αーリノレン酸(オメガ3脂肪酸)などがバランス良く含まれています。

オレイン酸(オメガ9脂肪酸)は、血中の悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を維持する働きがあります。また小腸で吸収されにくい性質があり、大腸まで届いて腸を刺激し、便通改善やデトックス効果が期待できます。
オレイン酸は熱に強く、高温でも酸化し難い性質を持っています。
お料理の際、揚げ物や炒め物に適しており、安心してご使用いただけます。

α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)は、炎症反応を助長するリノール酸とのバランスを取るようにEPAやDHAという炎症を抑制する物質の原料となります。
そのため、心血管疾患の予防や集中力を上げる
うつ病を軽減するなどの効果があります。

必須脂肪酸であるリノール酸とα-リノレン酸をバランスよく摂取したい!
そこでおすすめしたいのが菜種油荏胡麻(えごま)油です。

菜種油の脂肪酸割合は、
オレイン酸(オメガ9脂肪酸)が55~65%
リノール酸(オメガ6脂肪酸)が20~30%、
α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が8~10%
で構成されています。

菜種油はほかの植物油と比べても、脂肪酸のバランスが非常に良い植物油です。
多量接種で心血管のリスクを高めるとされる飽和脂肪酸の含有量も約7%と低くなっています。
サラダなどのドレッシングはもちろん、熱に強いので揚げ物や炒め物などの加熱調理にも、幅広く料理に活用することができます。

~ 荏胡麻(えごま)油 ~

荏胡麻(えごま)油は、α-リノレン酸が全体の50~60%を占めており、小さじ1杯でアジ3匹分のα-リノレン酸が含まれているとみなされています。

α-リノレン酸は、記憶力や集中力を上げたり、抗炎症作用やアレルギー症状の改善、血液をサラサラにするなどの効果が期待でき、高齢者や育ちざかりのお子様はもちろん、お仕事を頑張っている世代の方にもおすすめです。ぜひ、1日小さじ1杯(約2g)程度を日ごろの食事に取り入れていただきたいと思います。

荏胡麻(えごま)油は熱に弱く、加熱調理には向いていません。
そのため、サラダのドレッシングや、納豆・スムージーにかける、料理の仕上に加えるなど、加熱しないご使用をおすすめしております。